議論は踊る
彼が設置したサイトの掲示板においては、主に彼の主張と行動に
対する疑問や批判に、彼が答える形でレスが延びています。
これまで見てきたように、(彼の思惑と異なり)彼の主張には
周囲を納得させる説得力が足りないこと、論理構成、そして実際の
行動など複数の疑問個所がありました。
(俺を含め)掲示板の参加者からの指摘に対し、彼はひたすらに
「自分と自分の主張は正しい」という立ち位置のみ確保しようとする
(少なくとも参加者からはそう見える)ため、却って議論は迷走します。
- 論理のすり替え
見てみる(その4)の最後でも触れましたが、具体論から抽象論、
リンク先視点から閲覧者、第三者、坊さんかあいだみつお級の
人格者まで立場を目まぐるしく移動しながら自分を擁護し、
自他の論旨・論点をすり替えます。
- 無視・歪曲
他の参加者からの提起文中、都合の悪いところには
一部カットor前提超訳の神が降臨なさります。
- 遮断・強要
相手が説明を求めても、自分が答え難いと判断した場合は
「これはなし」「十分」「問題ない」とはねつけます(説明責任の回避)。
また、特に行動などに関しての批判には、自説を繰り返し述べた上で
「ご理解下さい」「ご容赦下さい」など、逆に相手に寛容を求めます。
これらのフレーズが出てきたら赤ペンで線引いて下さい。
掲示板ログテキストのlzh(535KB)。
これらの手法の駆使によって、論点は始終飛躍し、議論は空転を続け、
単純な結論も導けないまま参加者は疲弊し、彼は猶予を得ます。
掲示板での討論は、答えたくないところには答えなくともよい点に
難しさがあるというか、こりゃネットのディベートに慣れてない人は
追いつけないわと感心する部分もあったり。
そして何より話題を引っ張れればそれ自体メリット。
これは会得したら使い道があるかもしれない。
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